29日 7月 2017
LHZ『食卓に新たな彩を』
CR1
GM:Sako.Yさん
※このリプレイは、筆者の表現や原作に合わせた調整も含まれたものになっています。
↓名前をクリック!↓
PL:すしず 種族:狼牙族 性別:男 メイン職:武士 サブ職:食闘士
おじいちゃんのようなしゃべり方が特徴の〈武士〉。
くせっ毛なオレンジ色の髪に、胴や草鞋などの和装をした低身長の青年。
〈食闘士〉であるである彼は、味のない料理でも美味しくたべることができるため、
〈大災害〉直後も人並み以上に明るかったという。
性格は大雑把で向こう見ず、そして少し高飛車。
猫好きで、猫人族の毛をサワサワするのが趣味。気付くと当たり前のように触っている。
名前の由来は実家で飼っていた柴犬の名前から。
おじいちゃんのようなしゃべり方が特徴の〈武士〉。
くせっ毛なオレンジ色の髪に、胴や草鞋などの和装をした低身長の青年。
〈食闘士〉であるである彼は、味のない料理でも美味しくたべることができるため、
〈大災害〉直後も人並み以上に明るかったという。
性格は大雑把で向こう見ず、そして少し高飛車。
猫好きで、猫人族の毛をサワサワするのが趣味。気付くと当たり前のように触っている。
名前の由来は実家で飼っていた柴犬の名前から。
PL:うるう 種族:法儀族 性別:男 メイン職:吟遊詩人 サブ職:薬師
学ランにホイッスルを装備した、応援団スタイルの〈吟遊詩人〉。
頑張る人を応援することが大好きで、隙あらば応援してくる。
リアルは応援団に所属しており、ゲーム〈エルダー・テイル〉でも応援団のまねごとをしていた。
性格は素直で真面目だが、少し天然な部分がある。
名前の由来は“お”うえん“だ”んの“ソウ太”から。
学ランにホイッスルを装備した、応援団スタイルの〈吟遊詩人〉。
頑張る人を応援することが大好きで、隙あらば応援してくる。
リアルは応援団に所属しており、ゲーム〈エルダー・テイル〉でも応援団のまねごとをしていた。
性格は素直で真面目だが、少し天然な部分がある。
名前の由来は“お”うえん“だ”んの“ソウ太”から。
PL:ゆーり 種族:ヒューマン 性別:女 メイン職:神祇官 サブ職:宝石職人
体のラインが際立つスカートスーツを着た、茶髪ワンレンボブカットの長身な女性。
リアルは高校で古文の教師をしていたため、きついしゃべり方をする事もある。
育ち盛りな男子生徒の5倍の量のご飯を平らげるほどの大食い。
性格は勝気でツンデレ、世話焼きな26歳。
また、意味深な発言や、もったいぶる言い回しが好きなようである。
名前の読みは、やひこ。
体のラインが際立つスカートスーツを着た、茶髪ワンレンボブカットの長身な女性。
リアルは高校で古文の教師をしていたため、きついしゃべり方をする事もある。
育ち盛りな男子生徒の5倍の量のご飯を平らげるほどの大食い。
性格は勝気でツンデレ、世話焼きな26歳。
また、意味深な発言や、もったいぶる言い回しが好きなようである。
名前の読みは、やひこ。
PL:あっとだいす 種族:ハーフアルヴ 性別:女 メイン職:召喚術師 サブ職:料理人
〈エルダー・テイル〉では、ネクロマンサーとして不死系の従者を従えていた〈召喚術師〉。
しかし〈大災害〉後はその見た目のおぞましさから、ジャック・オ・ランタンを残して皆解約している。
サブ職業の料理人は、ジャック・オ・ランタンと契約するお菓子を作るのがきっかけだった。
とても幼い容姿で、かなり低身長な女の子。 性格は臆病で控えめ、たまに愛くるしい笑顔を向ける。
従者にカボちゃんという名前を付けており、大切にしている様子。
驚いたときに「ピャ」と言うのが口癖のようだ。
名前の由来は宝石のスピネルから。
〈エルダー・テイル〉では、ネクロマンサーとして不死系の従者を従えていた〈召喚術師〉。
しかし〈大災害〉後はその見た目のおぞましさから、ジャック・オ・ランタンを残して皆解約している。
サブ職業の料理人は、ジャック・オ・ランタンと契約するお菓子を作るのがきっかけだった。
とても幼い容姿で、かなり低身長な女の子。 性格は臆病で控えめ、たまに愛くるしい笑顔を向ける。
従者にカボちゃんという名前を付けており、大切にしている様子。
驚いたときに「ピャ」と言うのが口癖のようだ。
名前の由来は宝石のスピネルから。
世界中で大人気のMMORPG〈エルダー・テイル〉。
ゲームの舞台である〈セルデシア〉と類似した世界へ、キャラクターと似た姿と能力をもって転移してしまった〈冒険者〉たち。
一時は失意の色に染まっていたアキバの街も、今ではすっかり華やいだ空気となり、多くの冒険者が仕事を求め日々広場に集まっている。
そんな冒険者のとあるPTに、猫人族の紳士が依頼を持ちかけてきた。
依頼内容は食材アイテムの収集。報酬はそれなりの金貨と美味しい食事…
集まった冒険者4人は 食卓に新たな彩を添えるべく、冒険の旅にでる!
“味のある食事”を取り戻した〈冒険者〉たちの街は活気で溢れていた。
それは味覚を刺激されたからではなく、“需要”によって生まれた“仕事”に対するモチベーション故のものだ。
商店街から少し離れたこの広場では、多くの依頼や臨時PTの募集などが行われており、とても賑わっている。
そこに、クエストボードを眺める一人の〈冒険者〉がいた。
「なんじゃ、どっかにいい依頼はないかのう」ブツブツ
レベルに見合った依頼を探して、狼牙族の青年がウロウロしている。
身丈ほどの太刀を腰に差し、低身長ながらもそのがっしりとした和装が貫録を感じさせる。
赤を基調とした和装が目につきそうだが、この世界では違和感のない服装だ。
特に冒険者が集うこの場所においては、現代、ファンタジー、洋風、和風、きぐるみと様々な格好をした人がいるため、ドレスでも着ない限り服装で目立つことはないだろう。
「素材…ほんとに高いわね」ブツブツ
空を指でなぞるようにして、自分以外には見えないステータス画面を確認する女性
彼女は現代風のレディーススーツを着た、ヒューマンだ。
弥彦は普段アイテム生産を主に行っているが、今日は別の稼ぎ口を求めて広場まで来ていた。
昨今の生産革命の影響で、必要な素材の価格が高騰しているのだ。
「あら」
ふと、クエストボードを眺める狼牙族の青年が目に入った。
冒険者は相手の頭上に意識をやると、その人の簡単な情報を視認することができる。
種族、職業、所属ギルド、そして名前。
弥彦は彼を見て、こたろうという名前と職業を読み取った。
「ねぇ、そこの貴方…そう武士の貴方なのだけれど」
「ん?なんじゃ?」
「もしかして、クエストを探すソロプレイヤーといったところかしら」
「うっ…いかにもソロじゃが…」
ソロで活動していると言えば、マイナスなイメージで捉えられることが多い
冒険者にとって、それはあまり自信をもって言えることではないのだ。
「ふふ」
「私は弥彦。今日は一人で来ていて、神祇官なのだけれど…」
〈神祇官〉カンナギは、味方を守る魔法の障壁によって仲間を支援する回復職だ。
「よかったら、PTを組んで依頼を受けない?」
「んーそうじゃな、PTならくえすとの幅も広がるわい。よろしく頼もうかの」
一人でこなせそうな依頼がなかなか見つからなかったこたろうは、彼女の申し出をすんなりと受け入れた。
「そう、それじゃあお願いするわね?」
そう言って弥彦はこたろうに握手を求める。
「お、おぉよろしくの。わしは、こたろうじゃ」
ずいぶんと社交的な女性に少し戸惑うが、握手を返しPTを組む。
「ともあれ戦士と回復だけじゃ…手が足りないわね」
〈武士〉サムライは、相手からの攻撃を一身に受けることを役割としている戦士職のひとつだ。
戦士は耐久力が高い分攻撃力は控えめで、また防御手段に手を取られるため、攻撃系のスキルを専門とする職業もほしいところだった。
あれやこれやと相談する二人のもとに、学ランを着た高校生くらいの男の子が声をかけてくる。
「今から依頼受けるんスか?」
「ええ、まぁそんなところよ」
首にはホイッスルをかけ、赤いハチマキを巻いている、まさに応援団のような人物だ。
「良ければ連れてってください。自分〈吟遊詩人〉なんで応援はできます」
〈吟遊詩人〉バードは、歌や演奏による強化支援を得意とする武器攻撃職である。
自身の力は他の武器攻撃職に劣るが、PT全体の能力を強化することで戦闘に貢献する。
「おぉ、ばーどか!それは頼りになりそうじゃのう」
「支援タイプのバード…PTの火力も上がればいい感じそうね」
「でも、もう一人欲しいわね」
「そうじゃのーせっかくじゃから、あと一人おると心強いのぉ」
辺りを見渡していると、女の子の声が聞えた。
「ひゃあ!がんばります!」
「おっと、これは失礼。驚かせてしまいましたかにゃ」
スラリとした猫人族が少女に声をかけ、少し驚かれてしまったようだ。
「ぁ、ぃ、いえ大丈夫です」
少女が落ち着いたのを確認すると、猫人族の彼は名を名乗った。
「我が輩は、にゃん太。先ほどからいろいろとクエストを見ていらっしゃったようでしたから、声をかけてしまいましたにゃ」
「良ければ、我が輩の依頼を受けてはくれませんかにゃ?きっと貴方のいい経験になると思いますにゃ」
どうやらにゃん太は、依頼主として交渉をしているようだ
「いいですか?じゃあ受けさせてもらうです」
「ありがとうございますにゃ。では、他の方にも声をかけて…おや?」
にゃん太と少女のやり取りを見ていた3人の視線に、にゃん太は気が付く。
目の合った弥彦は会釈を返した
「丁度よさそうな人たちがいますにゃあ」
「ん、なんじゃ知り合いか?」
猫人族の彼は目を細め、少女の背中を軽く押しながら3人に近づいてきた
「そちらのお三方、もしよろしければこちらのお嬢さんと一緒に、我が輩の依頼を受けてくれませんかにゃ?」
紹介された少女は恥ずかしそうに体を縮こませる
「そうね…こちらは神祇官、武士、吟遊詩人。あなたは…召喚術師?」
「は、はいそうです…」
〈召喚術師〉サモナーは、従者を呼び出し多彩な攻撃で相手を翻弄する魔法攻撃職だ
弥彦は少し考えた後、PTの二人に視線を送ると、二人はそれに対して頷いた。
「私たちも組んだばかりだけど…歓迎するわ、一緒にPTを組みましょう」
「召喚術師のネルピー・スーです、好きに呼んでください」
「ネルピーね。私は弥彦、気にしないで呼び捨てでいいわ」
「わしはこたろうじゃ!歓迎するぞ、ねるぴー!」
「自分はおだソウ太っす。おだでもソウ太でも呼びやすいように呼んでください」
「こうやって人の輪が広がっていくのは、ゲーム時代からかわりませんにゃあ」
「ふふ…そうね」
こうして、4人のPTが結成されたのでした。
「ところで、依頼人は…あなたでいいのかしら?」
そう言って振り返った弥彦が猫人族の彼に尋ねる。
「申し遅れましたにゃ。我が輩はにゃん太、今回の依頼人ですにゃ」
居住まいを正して自己紹介をする。
スラリとしたその姿は、まるで童話に出てくる猫の銃士のようだ。
「今回は新たな互助組織〈食卓の騎士団〉からの依頼ですにゃ」
「なんかいろいろと美味そうな組織じゃな!」
よくわからないところで、よだれをすするこたろう。
「今、アキバの街では素材アイテムがどんどん消費されて、不足している物もありますのにゃ」
「そこで、皆さんに素材アイテムを集めて来てもらいたいのですにゃ」
生産に新たな可能性が見いだされた今、アイテム作成の研究がどんどんと進んでいる
その影響で、市場に出される素材アイテムの消費速度がすさまじく、値段も高騰している
こうしたことから、直接冒険者に調達を依頼した方が安上がりなのだ
「場所はシンジュクの古いダンジョン〈彩の楽園〉ですにゃ」
「ここには食材を落とすモンスターが多く、畑なんかもありますにゃ」
「ふむ、食料調達じゃな」
「シンジュク辺りなら…そう遠くないし、道中の危険も少なそうね」
「ただ以前とはモンスターなんかも少し変わっているそうですにゃ。」
「〈ノウアスフィアの開墾〉か。じゃが4人いればそこまで難しい依頼ではなさそうじゃな」
「出てくる敵もこの人数なら大丈夫です」
「そうね、即席でも連携さえとれれば、なんとかなるわ」
「ちなみに最近は…」
にゃん太はそう言いながら、取り出した紙に目をやる。
1D13> 8
『ゼウ牛の肉の換金額+5G』
「ゼウ牛の肉が不足しているようですにゃ」
「ゼウ牛ね」
弥彦は小さな用紙にメモを取る。
「あのじゅーしーで美味い肉が無くなるのは困るぞ!」
「美味しそうです」
「どうじゃ、わしは依頼を受けてもいいと思うのじゃが」サワサワ
自然な感じでにゃん太の毛をサワサワしながら、こたろうが提案する。
撫でられるにゃん太は、ゴロゴロとのどを鳴らす。
「ほぉ、なかなかの毛並みじゃな」サワサワ
「毛並みの手入れは猫人族の嗜みですにゃ」
「(いいなぁ)」
ソウ太はこたろうがにゃん太を撫でる姿を見ている
そして撫でたいならどうぞ、という風に不思議そうな顔で頭をこたろうの方に向けた。
こたろうも不思議そうな顔をしながら、もう片方の手でソウ太の頭も撫でてみる。
「それと、絶対に手に入れてきてほしいのが《百菜の実》ですにゃあ」
「こちらはあるモンスターからしかドロップしない、貴重な食材アイテムですにゃ」
「モンスターの名は〈百菜王〉。緑色のライオンのようなモンスターにゃ」
「ライオン?了解ですよ」
「知らん名のもんすたーじゃのう」
「メシのためなら頑張れそうな人もいるし、丁度いい依頼だと思いマス」
そうこたろうを見てソウ太も賛成する。
「ええ、受けてもいいんじゃないかしら」
「それにしても…そんなに集めた食材を〈食卓の騎士団〉はどうするのかしら?」
「そうじゃ、なにか宴でもあるのか?」
「簡単に言うと、新メニューの開発ですにゃ」
人差し指を立ててにゃん太が答える。
「ほほぉ~」キラーン
「興味あるです…!」
それを聞いて目を輝かせる2人
「何ができて、何ができないのか。それはまだ試行錯誤の段階なのにゃ」
「様々な食材アイテムを使用してみなければ、何もわかりませんからにゃあ」
「興味があれば、ぜひ騎士団を訪ねてくださいにゃ。」
「あぁせっかくですにゃ。よろしければ、君たちが取ってきた食材で我が輩が腕をふるいますにゃ」
「いいんですか!」
「それは…ふふ。ただの金貨よりうれしい報酬ね」
「とくに、君なんかはいっぱい食べそうにゃ。頑張って沢山採ってきてほしいにゃ」
そう言ってにゃん太はこたろうの肩を叩く
「おう、わしは残さず食らいつくすぞ!覚悟しておれい!」
腰に手を当てて胸を張るこたろうは自信満々にそう答える
「そうね、ネルピー」
「ハイ!なんです?」
「《百菜の実》…ゲットできるかは、あなたの腕にかかっているわ」
「あなたの火力が勝敗を分けるの」
ふとネルピーの方に声をかけた弥彦は、意味ありげな口調で伝える
「え、が、がんばるです!」
戸惑いながらもその期待に応えようとネルピーは手をグーにする
「なんじゃ意味深なこと言って」
「恐らく、弥彦さんの考えていることは当たりですにゃ」
弥彦は少し笑うと、こたろうに目線を返す
「う…;」
その視線に何か圧を感じ、思わず視線を逸らしてしまう
「自分火力低いっすから、よろしくお願いします」
「応援だけは得意なんで」
「だてに学ランハチマキじゃないわね、おだ」
ソウ太は首にかけた笛をキレ良く吹いて見せる
「ホイッスルもありますから」ドヤァ
「うむ、ばーどよ期待しておるぞ」
「お願いするです」
「ふふ、気持ちいい掛け声もお願いね」
「ではでは皆さん、よろしく頼みますにゃ」
こうして、一行は ダンジョン〈彩の楽園〉へと向かったのだった。
オープニングフェイズ終了時、全員の因果力+1
ダンジョン〈彩の楽園〉は、一見すると自然公園のようにも見える場所だ。
遠くには、背中に野菜や果物を乗せたモンスターなどがてくてくと歩いているのが伺える。
木々に生えているものも食材系アイテムばかりのようだ。
-----ミッション開始----------
『楽園を探索せよ』
内容:すごろく形式でマスを進んでいき、3ラウンド以内にゴールすれば目的達成。
失敗:未達成のまま3ラウンド経過した場合、全員の消耗カウンターを+2する。
おだソウ太の《偵察》> 成功『次の《探索》判定に+1D』
ソウ太は入り口付近から周辺の様子を見渡す
「美味そうなモンスターが多いっすね」
「そうね…さすが楽園というだけあるわ」
ネルピー・スーの《探索》> 成功『1マス進む』
「遠出は久しぶりです」キラキラ
ワクワク感に目を輝かせながら、ネルピーは先に進んでいく
こたろうの《探索》→ 成功『1マス進む』
「これもんすたーにかぶりついても、イケるんじゃなかろうか…」じゅるり
「…食闘士って、たくましいわねえ」
みずみずしい野菜のような生き物を脇目に、よだれを垂らしながら進む
弥彦の《偵察》> 成功『次の《探索》判定に+1D』
危険がないか、弥彦は周囲に目を配らせる
おだソウ太の《探索》> 成功『1マス進む』
「ピーッピ!」
応援の振付を披露しながら奥へと進んでいく
「なかなか賑やかじゃのう」
「ピクニックみたいです」
「そうねえ。のどかだし、たまには悪くないわ」
-----ハプニング-----
『突撃!〈野菜猪〉』 判定:運動or耐久/14
効果:荒れ狂った〈野菜猪〉出現!PTのうち誰か一人が判定に成功すれば倒すことができる。
失敗:全員が判定に失敗した場合、全員の消耗カウンターに+1する。
「ピギィイイイイ!!」
のんびり気分を突き破るかのように、背中に野菜を乗せたイノシシが突進してくる!
「ピャア!」
「おうおう、何か来たぞい!」
「のどかじゃなくなりましたね」
「…まったく、騒々しいわね」
ステータス画面を開いた弥彦がPTに指示を飛ばす
「こたろう、前へ!おだは右後方、ネルピーは左!」
「おう!」「ハイです!」「ピッ!」
3人が移動するのを確認した弥彦は、全員が視野に収まる位置へ下がった
すさまじい勢いで牙を振り回しながらやってくるイノシシ
背中に乗せたわさわさと揺れる野菜は…セロリ、ピーマン…えんどう豆だ!
イノシシは勢いのまま真正面からこたろうに突っ込んでいく
目の前まで来た〈野菜猪〉は、《チャージアタック》を発動した
「む、来るか!」
こたろうの耐久判定> 14成功
「…っこたろう、耐えなさい!」《禊の障壁》
「ピピピッ!ピピピッ!ピピピピピピピッ!」(337拍子)
仲間が援護する中、両者は激突した。
障壁の割れる音。そして土煙の中から姿を現したのは…
両手で牙を抑え、イノシシと組み合うこたろうだった
「ぐぬぬぬぬ…!」
「と、とめた!?」
その時、こたろうはイノシシの意志のようなものを感じ取る
(兄ちゃん…やるじゃねぇか…!人間にしておくにゃ惜しい男だぜ!(GM))
負けじと念のようなものを送り返し、両者一歩も譲らない状態が続く
「キャスト…ええい、長いわねっ」
「むぅ、長くは…もたんぞ!」
じりじりと体力勝負が続くそこへ、ネルピーが一歩踏み出した
「き、来たれ、わが友〈ジャック・オ・ランタン〉!」
「HOーHOHOー!」
ネルピーが手を掲げると、傍らにカボチャ頭の精霊が現れる
「ピピーッ!」マエストロエコー準備
「カボちゃん、《エレメンタルブラスト》!」
召喚された従者が放つ炎の弾丸は、対象目掛けて一直線に飛んでいく
「ピーッピ!」《マエストロエコー》
そしてそれを追うように、バッチリとポーズを決めたソウ太の合図で、従者から炎の幻像が放たれる。
二つの炎柱がこたろうの脇をすり抜け〈野菜猪〉へと突き刺さった。
きゅ~~~
その一撃に耐えきれなかったイノシシは目を回して倒れ、そのまま光となって消えていく
「ふぅーっ、ないすじゃ」
「やったです」ガッツ
「ん、お疲れ様。いい感じね」
「みなさんいいっすね。応援のし甲斐が半端ないッス」良い笑顔
このPTで初めての戦闘に手ごたえを感じた一行は、勝利を喜び合う
「ぱーてぃー連携は上手くいけそうじゃのう」
「そうね、思ってたよりこたろうがタフだし」
「はっはっは!猪なんぞにわしが負けるか!」
得意げに高笑いをし、自分の二の腕を叩く
「おだも…ソウ太もいい応援するし」
「ネルピーも思い切りがいいわね?」
「じゃな、頼りになるわい」
「そうです?ありがとです」
「さっき会った時より、ずっといい顔してるわよ」
そう言って、弥彦はネルピーの頭を撫でる
「フ、フヘヘ」
ほめられて恥ずかしそうに照れるネルピー
「HO-HO-HO-!」
「カボちゃんもありがとね」
従者を撫でた後、ネルピーは召喚を解除した
----------
ネルピー・スーの《偵察》> 成功『次の《探索》判定に+1D』
ネルピーは小高い場所から周囲の状況を確認し、皆に伝える
こたろうの《探索》> 失敗
こたろうはイチゴのようなトカゲに目を奪われ、木の根で躓きかける
因果1消費して振り直し
こたろうの《探索》> 成功『1マス進む』
転びそうになったところを気合で回避した
「ちょっと、こたろう…さっき転びかけてたけど、大丈夫なの?」
「いつつ…なんのこれしき問題ないわいっ」
「そう?まぁそれならいいけれど、あまり無茶はダメよ」
「です」
弥彦の《探索》> 成功+達成値13『2マス進む』
安全で進みやすい道を見つけた弥彦
進んでいくと、一行は綺麗な水の湧く場所にたどり着く
-----ハプニング-----
『癒し水』
効果:全員の消耗カウンターを-1する。
「あら、きれいな水ね」
「湧き水っすね」
そこには透き通った綺麗な水が湧き出ていた
「少し休憩する?飲み水…にはできなくても、足くらい水浴びでもしたら?」
「おお、それも気持ちよさそうじゃのう!」
「気持ちよさそうです」
元気のある者は、足まくりをして水の方へ駆け出していく
「さっきの戦闘もあるし、休憩も悪くは…あら?」
弥彦は流れ出る水の先に何かを発見する
近づいてみるとそこには、小さな畑が広がっていた
弥彦の楽園収集表> 5【ミツマタニンジン】x6
「畑があるわね、これはミツマタニンジンかしら」
ニョキニョキと野菜が生えている、そこはミツマタニンジンの群生地だった
一行はミツマタニンジンを6本手に入れた
「わはは!気持ちええのう!」ゴクゴク
「冷たいです」パチャパチャ
水辺ではしゃいでいると、弥彦がニンジンを持ってきた
「おおなんじゃ人参か!」
「ミツマタニンジンですね、おいしいですよ」
その人参は市場で見かけるものよりも、太く鮮やかだ
「ええニンジンよ。他のと違って、ずいぶんな大きさね」
「良い水の近くの食べ物はなんでも美味いってばぁちゃんが言ってました」
「ほほお、確かに色つやもいい感じじゃな」
「川で洗ってくです」
「そうしましょうか」
弥彦は湧き水で土を落とし、丁寧に布に包んで《魔法の鞄》にしまった
----------
おだソウ太の《偵察》> 成功『次の《探索》判定に+1D』
ソウ太は周囲の安全を確認するため前に出る
ネルピー・スーは因果力1消費で『判定に+1D』
ネルピー・スーの《探索》> 成功+達成17『3マス進む』
ネルピーは木に目印をつけながら進んでいく
-----ハプニング-----
少し進んだ所で、一行は小さな洞窟を見つける
中に入るとそこに宝箱が置いてあった
『宝箱』
判定:《プロップ解除》〔解除難易度:10〕
効果:PL各一回判定を行うことができ、成功すれば指定アイテムを獲得できる
失敗:それ以上判定を行うことはできない
おだソウ太の《プロップ解除》>失敗
どうやら鍵がかかっているらしく、ソウ太は鍵開けに苦戦する
「こんなところに…宝箱?…まさか」
悪い予感のした弥彦は、後ろを振り返る
『〈洞窟蜘蛛〉出現!』
効果:全員の消耗カウンターを+1する。この戦闘は演出で終了させてよい。
振り返ると入り口に白い糸のようなものが張り巡らされていた。
そして、天井には鋭い爪と八つの目を持ったクモ型のモンスターがいた
「…はぁ」
「なんじゃ、美味しいぱたーんかと思うたら」
「ソウ太、開けるならサクッとなさいな。お客さん来てるわよ」
「これは、ケイブスパイダーです!」
3人は戦闘態勢を取り、ソウ太は鍵開けを続行する
おだソウ太は因果1使用して振り直し
おだソウ太の《プロップ解除》> 成功
【祝福の緑鈴】を獲得
60G シナリオ5回
効果:楽園収集表の結果を+1する。
〈洞窟蜘蛛〉はネルピーに向かって糸を発射し、ぐるぐるの簀巻きにしてしまう
「ピャー!」
「しまった!へいと管理ができておらんかったか!」
身動きの取れなくなったネルピーは倒れ込む
そこへ宝箱を開け終えたソウ太とこたろうが駆けつける
2人はネルピーに巻き付いた糸を切り払い、態勢を立て直した
「すんません、手間取りました」
「まったくっ。それで回収はできたのね?」
「ピッ!」
ホイッスルで返事をしたソウ太は、緑色の鈴を見せる
「ええい!こっち向けい!」《武士の挑戦》
大きく回り込んだこたろうは、刀で風切り音を出し注意を引く
「うぅージャックー!」
炎のあがる音とともに糸が燃え尽き、〈洞窟蜘蛛〉へと炎の球が飛んでいく
蜘蛛の横腹に突き刺さる炎
クモの丸焼きが完成するまで、およそ3分だった
「…ふぅ」
「さすがにこれは不味そうじゃな」
「蜘蛛なんて、瀕しても食べたくないわね」
一行は洞窟を後にした
----------
ネルピーが残していた目印を頼りに分岐路へと戻った一行は、もう一つの道へ進んでいく
戦闘の疲労を感じながら進んだ道の先には、大きな畑が広がっていた
モンスターも多いのでゆっくりと収穫はできそうにないが、食材収集のチャンスである
-----ハプニング-----
『楽園の裏畑』
効果:楽園収集表を2回振ることができる
「ぬぉっ!広い畑じゃな!」
「さっきよりも、もっと広いわね…」
「食材がいっぱいですよ~」
畑の方へ歩き出したところで、ふとソウ太の手に入れた【祝福の緑鈴】が「りぃんりぃん」と反応する
「ん?この鈴、ここのフィールド用アイテムみたいっすね」
一行は鈴の音を頼りに、食材を集めを開始した
ソウ太の楽園収集表> 11【焔鳥の肉】x5
ネルピーの楽園収集表> 11【焔鳥の肉】x6
畑には、エサを求めてやってきていた、赤い鶏冠と羽をもつ飛べない鳥〈焔鳥〉の群れを発見する。
「自分唐揚げ好物なんスよ」目がキラーン
「わしも肉は大好きじゃ…」キラーン
肉好きの2人が、危ない目つきで茂みから〈焔鳥〉を狙う
「焔鳥です、待つですー」
「とわー!まてーい!」
畑へ飛び出しコケコケと逃げ惑う鳥を追いかける。
そして一行は、11羽もの〈焔鳥〉を捕まえることができた。
「ふぃ、いい仕事したです」
「でかしたぞぉ!」
「なんていうか…とてつもない量ね?」
「なーに、多い方がよかろうて」じゅるり
「何羽かは丸焼きでも美味そうっすね」じゅるり
「です、弱肉強食です」
----------
こたろうの《採集する》(食闘士ボーナス+2)> 失敗
ただならぬ殺気を感じた動物たちは、皆逃げてしまった
弥彦の《探索》> 成功『1マス進む』
畑を後にし、進んだ道の先に弥彦は広けた場所を発見する
-----ミッションクリア!------
獲得アイテム
【焔鳥の肉】x11
【ミツマタニンジン】x6
【祝福の緑鈴】>おだソウ太
体力消耗
弥彦『疲労:8』
こた『疲労:10』
おだ『疲労:15』
ネル『疲労:18』
ミドルフェイズ終了で全員の因果力+1
---------------
「グォォォオオオオオオ!!!」
「うお!なんじゃ!」
辺り一帯に、草木を揺らす咆哮が響き渡る。
どうやら近くに大きなモンスターがいるようだ。
-----ブリーフィング-----
広場にたどり着いた一行は、警戒しながら休息をとることにした
ネルピー・スーは【季節のポトフ】を2つ消費
『ネルピー・スーの疲労:0』
「ふぅ…来たれ、わが友〈ジャック・オ・ランタン〉」
「HO-HO-HO-!」
疲れていたのか、ネルピーは水筒2本分のポトフを平らげ、戦闘準備のため従者を召喚する
「…んっ今の咆哮、モグモグ…近くにフンッやばいやつがモグモグいるようじゃな」
こたろうは【季節のポトフ】を1つ消費
『こたろうの疲労:0』
「そうっすね。モグモグ」
おだソウ太は【お好みサンドイッチ】を2つ消費
『おだソウ太の疲労:5』
サンドイッチ二つをぺろりと食べたソウ太は、物足りなさそうにしている
「ぐぅ~…。すんません」
「あ、ソウ太さん足りないです?」
「ほほぉ。育ち盛りじゃな?」
ネルピーは《魔法の鞄》をゴソゴソと探り、サンドイッチを取り出した
「あげるですよー」
取り出したサンドイッチをソウ太の前に差し出す
「手作りです」ニコ
「あざっす!」
「なんと手作りとな!よかったのう、そう太よ!」
おだソウ太は【お好みサンドイッチ】を1つ消費
『おだソウ太の疲労:0』
「うまいっす!」キラキラ
美味しいサンドイッチと優しさに、ソウ太は目を輝かせる
弥彦は【サードイックお手製弁当】【ミルクシチュー】を各1つ消費
『弥彦の疲労:0』
弁当を食べ終えた弥彦は、慣れた仕草で《禊の障壁》を詠唱する
弥彦の《禊の障壁》因果1使用
『こたろうに障壁:35』
「モグモグおお、モグすまんの」
「いいのよ、これが役割だし…この後が正念場だもの」
「ああ、たぶんあの何とか王じゃろうな」
にゃん太が話していた【百菜の実】をドロップするモンスター
〈百菜王〉が近くにいるのだろう
一行が〈楽園の大広間〉と呼ばれるエリアへたどり着くと、緑色の獅子がいら立つように地面を引っ掻き回している姿が見える。
「何しとるんじゃ、あやつ」【望遠鏡】
いや、地面ではない。どうやらこの場に侵入した〈野菜猪〉のようだ。
緑の獅子はその首筋に噛みつき、〈野菜猪〉を光に変えた。
弥彦の《敵情を探る》> 成功
『敵が1体いるのがわかる』
弥彦はエリア全体を確認し、他の敵を探す。
「ピピピッ!ピピピッ!ピピピピピピピッ!」
おだソウ太の《猛攻のプレリュード》
『全員のダメージロールに+3』
獅子は紫に輝く瞳で周囲を見渡し、やがて4人の〈冒険者〉のいる方向を捉えた
「ご機嫌よう?」
「気づかれたようじゃな」
「こんな離れピッているピッのに、ピッ何でばれたんピッスかね?ピッピッ」
獅子は咆哮を轟かせると、四肢を大きく広げて戦闘の構えをとった
「さ、各自構えて頂戴。…来るわよ」
「スー…ハー、がんばるです!」
「ピッ!」
-----戦闘開始----------
「一体…よね?他にもいたけど捕食されたのよね、これ」
「緑のくせして肉食じゃのう」
「色素どうなっとるんすかね?」
茂みから出た4人は、各々戦闘準備を始める
▼セットアップ
おだソウ太《異常探知》>9
『周囲を確認するが、特に異常は見受けられない』
「他にはいないと思うっす」きょろきょろ
こたろうの《エネミー識別》>〈百菜王〉7
『こたろうは〈百菜王〉を見て、マヨネーズかけたらイケそうな気がした』
「う、美味そうなやつじゃな…。まよねーずをかければ…むふふ」
ネルピーの《エネミー識別》>〈百菜王〉7
『ネルピーは〈百菜王〉を見て、和風ドレッシングを思い浮かべた』
「…和風ドレッシング」ボソ
「それもありじゃな…」
ネルピーは因果1消費して振り直し
ネルピーの《エネミー識別》>〈百菜王〉7
『ネルピーは〈百菜王〉をシーザーサラダにする場合のチーズに悩んだ』
弥彦の《禊の障壁》、《御霊の守護》効果発動
『ネルピーの障壁:25』ヘイト+0
「一回くらいは、そっちに行くと思うわ。よろしく頼むわよ」
▼メインプロセス
おだソウ太の《ダッシュ》↑↑『ストップ』
走り出したソウ太の足に、植物の根が絡みつき、移動を阻害されてしまう。
『〈人食い草〉が現れた』
「潜んで居ったか!」
「トリフィドです」
「…あの分かりづらい茂みのあたりに隠れていたのね?」
おだソウ太の《レゾナンスビート》>〈人食い草〉命中
11の物理ダメージ『〈人食い草〉HP残74%』ヘイト+2
ソウ太はとっさにスキルを発動し、根元目掛けて槍を振るう
《レゾナンスビート》追加判定> 成功
『〈人食い草〉に追撃:10』
足に絡みついた根を切り払うと同時に、音符マークが刻み込まれる
こたろうの《浮舟渡り》↑→
体を少し宙に浮かせ、鞘に納めた刀を勢いよく振りぬく
「飯綱斬りっ!!」
こたろうの《飯綱斬り》>〈人食い草〉命中
『〈人食い草〉は[戦闘不能]』ヘイト+2
空気を断ち切る衝撃波と共に音符が弾け飛び、切り離された本体が力なく横たわる。
ネルピー・スーの《ダッシュ》↑↑←『ストップ』
走り抜けようとした茂みの先からモンスターが飛び出す
『〈人食い草_2〉が現れた』
「ピャ!」
「あら、もう一匹いたのね」
「もう、見分けがつかんわい!」
ネルピー・スーは【掃討の巻物】を使用>〈人食い草_2〉命中
『〈人食い草_2〉は[戦闘不能]』『ネルピー・スーの疲労:1』
取り出した巻物が光を放ち、目の前のトリフィドを消し去る
「あらネルピー、私とおそろいね」
「おそろいです?」
弥彦は同じ巻物をチラつかせて見せる
弥彦の《ダッシュ》→→→↑
弥彦の《パシフィケーション》>『ソウ太のヘイト:2>0』
ソウ太の体を優しげな光が包み込む
「すんません、焦って先走りました」
「いいの、若者は前に出るのが仕事じゃない」
〈百菜王〉の《ダッシュ》→↓↓↓↓
〈百菜王〉の《抑え込む》_[白兵攻撃]_メジャー_対決4+2D/回避_単体_至近
効果1:[20+2D]の物理ダメージを与える。
効果2:〔マイナー〕対象に[硬直]を与える。この[硬直]は対象とエネミーが離れた時のみ解除される。
> こたろう回避
すさまじい勢いで距離を詰めてきた獅子は、こたろうに飛び掛かるがそれを紙一重でかわす
〈百菜王〉は因果1消費して振り直し> こたろう命中
獅子はすぐさま後ろへ飛びのき、再びこたろうへ飛び掛かる
「のわぁ!」
『こたろうの障壁:35>11』
〈百菜王〉の《再行動》
〈百菜王〉の《抑え込む》マイナー込> こたろう命中
『こたろうの障壁:11>0、HP56/66、[硬直]』
激しい連撃に体勢を崩したこたろうにのしかかると、そのまま体重をかけて押さえつける
「元気なライオンね」
▼クリンナップ
〈百菜王〉の《王の咆哮》_[特殊攻撃]_クリンナップ_自動_広範囲1(選択)_至近
効果:対象に5点の直接ダメージを与える。使用者はBSを1つ解除してもよい。
> 『こたろうのHP51/66』
「ガァアアアアアアアアア!!!」
咆哮は衝撃をともない、至近距離のこたろうに直接的なダメージを与えてくる
「わわ」耳をふさぐ
「ぬわー!荒々しいやつじゃのう!」
▼セットアップ
おだソウ太の《エネミー識別》>〈百菜王〉6
『〈百菜王〉を見たソウ太は、お好み焼きのキャベツを連想した』
ネルピー・スーの《エネミー識別》>〈百菜王〉10
『〈百菜王〉の基本情報を追加しました』
〈変異百菜王(ベジタブル・レオ・カタストルフ)〉
[ボス][幻獣][自然][植物][菜獣種][楽園の王][弱点:火炎15][軽減(至近外):5]
CR1_識別難易度9_ヘイト倍率x4_因果力4_移動力3_行動力1
STR2、DEX1、POW1、INT1、 回避1+2D、抵抗1+2D
魔力の影響で変異してしまった菜獣種の王。鮮やかな緑色の体躯と、美しい菜葉のたてがみを持つ巨大モンスター。PTランクボスであり、レベルは60。
楽園に仇なす者をその体躯で追い込み、抑え込み、魂を震わす咆哮をあげ敵対者の動きを封じ、その命を刈り取る。
彼は楽園の支配者であり、守護者である。正面から打倒した者は百菜の王に認められ、その祝福として百菜の旨味が詰まった実が与えられるという。
「変異体です?」
「あら、やっぱり変わってるのね」
弥彦の《禊の障壁》、《御霊の守護》効果発動
『おだソウ太の障壁:25』ヘイト+0
「次は当たるから覚悟していきなさい」
「うす、行きます」
▼メインプロセス
おだソウ太の《ラン》↓→
おだソウ太の《レゾナンスビート》>〈百菜王〉命中
10の物理ダメージ『〈百菜王〉に0のダメージ』ヘイト+2
「硬い!」
カボチャの皮と思わしき部分に、ソウ太の槍は弾かれてしまった
「ん、はじいたわね…?」
「なんちゅうやつじゃ!」
ネルピー・スーの《エレメンタルボルト》>〈百菜王〉弱点起動
4+15のダメージ『〈百菜王〉のHP残82%』
ネルピー・スーの《基本魔法攻撃》>〈百菜王〉命中 弱点起動
おだソウ太の《マエストロエコー》因果3使用>『ダメージに+20』へイト+1
17+15+20の魔法ダメージ『〈百菜王〉のHP残35%』
ジャック・オ・ランタンの放つ炎の連撃が〈百菜王〉の胴体に叩き込まれる
音符をまとい、まるで踊るかのように猛る炎は、その体を焼いていく
「お前の相手はわしじゃ!《飯綱斬り》っ!!」
こたろうの《飯綱斬り》>〈百菜王〉命中
13の物理ダメージ『〈百菜王〉のHP残32%』ヘイト+2
弥彦の《快癒の祈祷》>『こたろうのHP51>58/66』
「さて…着実に、と。《快癒の祈祷》!」
「助かる!」
弥彦の《パシフィケーション》>『ソウ太のヘイト:3>0』
「さて…めげずに次もよろしくね?期待しているのよ」
「うす!」
〈百菜王〉の《シフト》→
一歩下がった〈百菜王〉はたてがみを振り回し、その周囲に葉を浮かべた
〈百菜王〉の《葉っ刃の嵐》_[特殊攻撃][邪毒]_メジャー_対決(4+2D/回避)_直線3_R1回
効果1:因果を2点消費し、[22+2D]の魔法ダメージを与える。
効果2:〔対象:硬直〕ダメージ+5
因果1使用し命中判定に+1D>こたろう命中 おだソウ太命中
『こたろうのHP58>29/66』
『おだソウ太の障壁:25>6』
葉はまるで刃のように尖り、目の前にいるすべてを切り裂いていく
「ぐわー!」「ぐっ・・・!」
〈百菜王〉の《再行動》
〈百菜王〉の《ラン》←
〈百菜王〉の《抑え込む》> こたろう命中
「くらうかぁ!!」
こたろうの《刹那の見切り》>ダメージ無効化
『こたろうのHP29>49/66』
勢いよく迫る獅子のかぎ爪を、絶妙な太刀捌きで受け止める
「ふふ、味方の特技込みでヒールワークするのは当然よね?」
▼クリンナップ
〈百菜王〉の《王の咆哮》>対象:こたろう、おだソウ太
5点のダメージ『こたろうのHP49>44/66』『おだソウ太の障壁:6>1』
荒れ狂う獅子の咆哮が2人に襲い掛かる
▼セットアップ
ネルピー・スーの《サーヴァントコンビネーション》因果3使用 『〈百菜王〉に弱点:8』ヘイト+1
弥彦の《禊の障壁》因果1使用>『こたろうに障壁:35』ヘイト+2
▼メインプロセス
おだソウ太の《レゾナンスビート》>〈百菜王〉命中 弱点起動
14+8の物理ダメージ『〈百菜王〉のHP残21%』
ソウ太は激しく振動する槍で、獅子の体を一突きする
《レゾナンスビート》追加判定> 成功
『〈百菜王〉に追撃:10』
突かれた場所から、音符のマークが広がっていく
「行くですよ!カボちゃん」
ネルピー・スーの《エレメンタルボルト》>〈百菜王〉弱点起動
19の直接ダメージ『〈百菜王〉のHP残2%』
ネルピー・スーの《エレメンタルブラスト》>〈百菜王〉命中 弱点起動 追撃起動
24+15の魔法ダメージ+追撃:10『〈百菜王〉のHP-42%、[硬直]、[戦闘不能]』
従者から激しく炎が噴き出され、獅子の体を覆いつくし、
燃え上がる炎と共に魔法の印が次々とはじけていく。
炎が消え去ると、〈百菜王〉は力なく崩れ落ちた。
-----戦闘終了----------
「HO-HO-HO-」
「やったー!やったですカボちゃん、みんなー」
「ひゃー倒したか!ねるぴー、おぬしやりおるのう!」
「お疲れっした。さすがっすね」
両手を広げたネルピーがみんなのもとへ駆けてくる
「ほらね、言ったでしょう?あなたの火力が勝敗を分けるって」
「みんなのおかげです!フヘヘ」
ドロップアイテムを拾おうとすると〈百菜王〉がまとっていた紫色のオーラは消え、ふらつきながらも立ち上がった
警戒した一行だったが、その瞳にはすでに敵意はなく、4人の前に膝を折る
額の宝石から光が放たれたと思うと、そこに虹色の木の実が現れる
獅子はその木の実を残し、光となって消えていった
「んお?なんじゃこれは?」
「依頼人が言ってたやつじゃないっすか?」
「コレがにゃん太さんの言ってた…ライオンさんありがとです」
「無事に回収ってことね」
--------------------
ドロップ品
【鮮緑の爪】[換金](140G)
【百菜の実】
楽園採集表
こた>13【ドッキリマッシュ】x2
おだ>3【クラウンリンゴ】x6
弥彦>9【仙人桃】x1
ネル>9【仙人桃】x6
--------------------
「お疲れさまでしたにゃぁ、皆さん」
無事、食糧調達を終えた一行をにゃん太が迎える
「ええ、無事に回収できたわ…思ってたより多かったけど」
弥彦が目をやる方には、山積みにされた焔鳥があった
「いっぱいいっぱい採れたですよー!」
「はっはっは!このぱーてぃーなら容易きものよ!」
「そうっすね。みんな頑張ってて、久しぶりに満足できました」
一行は食料の山を改めて確認し、達成感がこみ上げる
「見事なもんですにゃあ。」
そういいながら、にゃん太は食材を広げてメモを取っていく
「皆さんが持ってきてくれた食材は…しめて812G分になりますにゃ」
「は、はっピャ!?」
「それはなんというか…結構な額ね?」
「これで新しい従者も…フヘヘ」
ふるまってくれるという料理の分を考えると嬉しい額だった
皆が報酬額に驚く中、こたろうの腹の虫が鳴る
「そんなことより飯はまだかのう」ヒソヒソ
「…ふふ、こたろう、お腹が鳴ってるわよ?」
「おっと、そうだったにゃ。」
「ネルピーさんいや、ネルっち。ちょっといいかにゃ?」
にゃん太は食材をいくつか手に取ると、ネルピーに声をかけた
「お手伝いをお願いしますにゃあ」
「ハイです!待っててくださいですよ?」
そう言って、にゃん太とネルピーは厨房へ入っていった
「から揚げ!!」じゅるり
「そうじゃ!鳥が沢山おったな!」じゅるり
2人は厨房の方を見て、油で揚げられる肉を想像し、よだれを垂らしていた。
にゃん太はネルピーにたくさん料理のことを教えつつ、取ってきた食材を調理していく。
「そうですにゃ。まずは火が通りやすいように…そうそう。筋がいいですにゃあ」
「フフー、実は料理は練習してたですよ」
厨房の方からは次第にいい香りが漂ってくる
「料理って応援したら早くできたりしないっすかね?」そわそわ
「応援して早くできるなら、わしも手伝うぞ!」
身なりを整えた弥彦は、皆の様子を微笑ましそうに眺めながらテーブル周りの準備をしている
「さて、そろそろ我慢できなくなった人たちがいますにゃ」
「まだかー!まだかー!」
こたろうはジタバタし、ソウ太はホイッスルが鳴りかけている
「おまたせでーす」
ネルピーが顔を出すと、次々と厨房から料理が運ばれてきた
「本日のメニューは、焔鳥のから揚げとかぶりつきフライドチキン、ニンジンのグラッセを添えて」
まるでレストランのような、食欲のそそる盛り付けをされた香ばしい料理がテーブルの上を 彩る。
「うひょわー!!」キラキラ
「美味そう…!」
立ち上がって喜ぶ2人の前に、かわいらしいパフェが置かれる
「デザートは桃とリンゴのクリームパフェにゃ」
「デザートはいっぱいお手伝いしたですよ」エッヘン
ネルピーは得意げにしてみせた
「あら、ありがとう…いただきます」
すべての料理がそろったところで手を合わせ、一斉にかぶりついていく
BGM>♪【Your song*】♪
「モグモグモグモグガッガッガッガ!!」
「いただきます!」ガツガツッ!
「もぐもぐ、ンー!」
みな幸せそうな表情を浮かべながら、料理を口に運んでいく。
「やはりから揚げにはお米も大事だにゃあ。おかわりは沢山あるのにゃ」
「んっ。お願いします」
にゃん太はソウ太の茶碗に大盛りのご飯をついで渡した
「おい!ほうた!わひのぶんまでたへるでないぞ!」
ご飯が無くなるのを気にしながらも、肉ばかりに食らいついていく
「美味しいわね、この味付け。調理も早かったのに…」もぐもぐ
弥彦は上品に食べているようにみえるが、すでに他の人の3倍は量が減っていた
「こたろうさん、早くしないと食いつくされますよ」
「なんじゃあやつ!めっちゃ食うではないか!おかわりじゃおかわり!」
「そうかしら?…普通じゃないの」
「いっぱいおかわりするですよー」
おかわりの多さに、ネルピーもご飯をつぐ手伝いをする
「それにしても、いい香りのする肉じゃのう!」モグモグ
「ふふふ、から揚げの隠し味にドッキリマッシュを使ってるにゃ」
「ドッキリマッシュ、名前はよく聞いていたけど…なるほどいい香りね」
「そうた!食いつくされる前に急ぐぞ!」
「うす!」
ふふふ…やっぱりいいですにゃあ。
食事を通して、人が笑顔になる…どこの世界でも変わらないにゃあ。
当たり前だった食事。その大切さをセルデシアで確認した冒険者たち。
美味しいご飯と、素敵な仲間に出会えた彼らの食卓は、
幸せの色でいっぱいなのでした。
胃袋が満たされた今、次なる冒険は?
無事、食糧調達を終えた一行をにゃん太が迎える
「ええ、無事に回収できたわ…思ってたより多かったけど」
弥彦が目をやる方には、山積みにされた焔鳥があった
「いっぱいいっぱい採れたですよー!」
「はっはっは!このぱーてぃーなら容易きものよ!」
「そうっすね。みんな頑張ってて、久しぶりに満足できました」
一行は食料の山を改めて確認し、達成感がこみ上げる
「見事なもんですにゃあ。」
そういいながら、にゃん太は食材を広げてメモを取っていく
「皆さんが持ってきてくれた食材は…しめて812G分になりますにゃ」
「は、はっピャ!?」
「それはなんというか…結構な額ね?」
「これで新しい従者も…フヘヘ」
ふるまってくれるという料理の分を考えると嬉しい額だった
皆が報酬額に驚く中、こたろうの腹の虫が鳴る
「そんなことより飯はまだかのう」ヒソヒソ
「…ふふ、こたろう、お腹が鳴ってるわよ?」
「おっと、そうだったにゃ。」
「ネルピーさんいや、ネルっち。ちょっといいかにゃ?」
にゃん太は食材をいくつか手に取ると、ネルピーに声をかけた
「お手伝いをお願いしますにゃあ」
「ハイです!待っててくださいですよ?」
そう言って、にゃん太とネルピーは厨房へ入っていった
「から揚げ!!」じゅるり
「そうじゃ!鳥が沢山おったな!」じゅるり
2人は厨房の方を見て、油で揚げられる肉を想像し、よだれを垂らしていた。
にゃん太はネルピーにたくさん料理のことを教えつつ、取ってきた食材を調理していく。
「そうですにゃ。まずは火が通りやすいように…そうそう。筋がいいですにゃあ」
「フフー、実は料理は練習してたですよ」
厨房の方からは次第にいい香りが漂ってくる
「料理って応援したら早くできたりしないっすかね?」そわそわ
「応援して早くできるなら、わしも手伝うぞ!」
身なりを整えた弥彦は、皆の様子を微笑ましそうに眺めながらテーブル周りの準備をしている
「さて、そろそろ我慢できなくなった人たちがいますにゃ」
「まだかー!まだかー!」
こたろうはジタバタし、ソウ太はホイッスルが鳴りかけている
「おまたせでーす」
ネルピーが顔を出すと、次々と厨房から料理が運ばれてきた
「本日のメニューは、焔鳥のから揚げとかぶりつきフライドチキン、ニンジンのグラッセを添えて」
まるでレストランのような、食欲のそそる盛り付けをされた香ばしい料理がテーブルの上を 彩る。
「うひょわー!!」キラキラ
「美味そう…!」
立ち上がって喜ぶ2人の前に、かわいらしいパフェが置かれる
「デザートは桃とリンゴのクリームパフェにゃ」
「デザートはいっぱいお手伝いしたですよ」エッヘン
ネルピーは得意げにしてみせた
「あら、ありがとう…いただきます」
すべての料理がそろったところで手を合わせ、一斉にかぶりついていく
BGM>♪【Your song*】♪
「モグモグモグモグガッガッガッガ!!」
「いただきます!」ガツガツッ!
「もぐもぐ、ンー!」
みな幸せそうな表情を浮かべながら、料理を口に運んでいく。
「やはりから揚げにはお米も大事だにゃあ。おかわりは沢山あるのにゃ」
「んっ。お願いします」
にゃん太はソウ太の茶碗に大盛りのご飯をついで渡した
「おい!ほうた!わひのぶんまでたへるでないぞ!」
ご飯が無くなるのを気にしながらも、肉ばかりに食らいついていく
「美味しいわね、この味付け。調理も早かったのに…」もぐもぐ
弥彦は上品に食べているようにみえるが、すでに他の人の3倍は量が減っていた
「こたろうさん、早くしないと食いつくされますよ」
「なんじゃあやつ!めっちゃ食うではないか!おかわりじゃおかわり!」
「そうかしら?…普通じゃないの」
「いっぱいおかわりするですよー」
おかわりの多さに、ネルピーもご飯をつぐ手伝いをする
「それにしても、いい香りのする肉じゃのう!」モグモグ
「ふふふ、から揚げの隠し味にドッキリマッシュを使ってるにゃ」
「ドッキリマッシュ、名前はよく聞いていたけど…なるほどいい香りね」
「そうた!食いつくされる前に急ぐぞ!」
「うす!」
ふふふ…やっぱりいいですにゃあ。
食事を通して、人が笑顔になる…どこの世界でも変わらないにゃあ。
当たり前だった食事。その大切さをセルデシアで確認した冒険者たち。
美味しいご飯と、素敵な仲間に出会えた彼らの食卓は、
幸せの色でいっぱいなのでした。
胃袋が満たされた今、次なる冒険は?
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